「渋滞」の先頭は何をしているのか?
10/22
「渋滞」の先頭は何をしているのか?(宝島社新書)西成活裕 著
テレビにも時々出演している「渋滞学」権威の著書。
数学的に難しい説明はほとんどなく、少々のグラフと四則計算のみで
自動車に限らず、森羅万象の渋滞について、
その原因や解決方法を述べていて、面白く仕上がっている本だ。
巡航しているものの、車間が詰まって高い緊張状態を
余儀なくされるのを「メタ安定」状態というようだ。
皆がこういう状態を避けて運転することが渋滞回避に役立つという。
東名高速だと、絶対的な交通量が多い場合、車間を空けても
割り込まれてしまうから意識してもムダかもしれないが。
交通安全=慎重さばかり強調するのも問題だ。
トラックのように重く、加速する能力が低ければ仕方ないが、
例えば、(右折レーンのない片側1車線道路で)右折するときは、
明らかに反応の遅い、判断の鈍いドライバーのせいで、
後続の渋滞とイライラの種は撒かれているように思えてならない。
この本を一読しておけば、自分が渋滞の原因になる可能性は
確実に減らすことができると思う。また渋滞に嵌まってしまっても、
逆に渋滞を「観察」するくらいの心の余裕ができるかもしれない。
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